私は学生時代ほぼほぼメイクをしていませんでした。
理由はメイクに時間を取りたくなかったし、メイク落としの工程が増えるの嫌だったし、メイクで肌トラブルが出たら嫌だなとか思っていたからです。精々メイクをするのはバイトの時、卒論・修論発表時、就活時ぐらいでした。
今思えば根本的にメイクをすること自体が楽しくなかったんです。
そんな私でしたが、現在はメイクをほぼ毎日しますし、新しいコスメを見たり、お気に入りのメイクアイテムを使ってメイクする時はワクワクします。そう、メイクをすることが楽しいなと思うようになったんです。
そう思えるようになったのは、新卒で営業職をするようになったことがきっかけでした。まぁ、強制的にメイクをせざるを得なくなったんですよ。苦笑
最初は嫌々めんどくせぇなと思いながらメイクをしていました。出来上がりもメイクしてるのかどうか分からない感じのメイクでしたね。
じゃあ、どこからメイクに興味を持ってするようになったのか。
それは、仕事を通して自分に自信を持ちたいと強く思うようになったからなんです。
私が勤めていた会社の取引先は年配の男性が多く、また、いかに安く商品を買い叩けるかを重視している人達が多いところでした。そんな方々を相手にする時、新卒ペーペーだとまぁ舐められるし、無理な値段の取引を吹っかけてこられたりするんです。挙句の果てにはこの場でこの値段にしてくれないと取引しないと言われる始末。こんなことが続く毎日でした。
当時の私はそんなことをされる度に悔しかったし、悲しかったし、なんて理不尽なんだと何度も何度も思いました。そして、段々と自信を無くしていったんですよ。取引先に対して自分の意見を意思を強く提示できなかった。半ば病んでましたね、あの頃は。
そんな時、業種は全く違うのですが、ベテランの女性営業マンの方とお話をする機会があったんです。その方からあるアドバイスをもらったんです。
仕事の技術はすぐには上げられないし、取引先をすぐに変えることも難しい。
でも、自分の見た目は少しのテクニックと手間ですぐに変えられる。
見た目が変われば相手の対応も変わってくる。
それが自信に繋がることもあるのよ。
これを言われた時、目から鱗でした。当たり前かもしれないけど、私はこのことに気づけなかったんです。このアドバイスを貰ってで改めて見た目の大事さに気づいたんですよ。
服装に関してはスーツを着て、ヒールを履いて営業をしていたので割ときちんとした営業マンでした。ちなみにスーツはリクルートではないものを着ていました。ただし、顔面がこの服装に沿ってなかったんです。要はスーツに負けていた。子供っぽい感じを醸し出していたんです。これ、自分では中々気づけないんですよね。このことをベテランの女性営業マンに指摘していただきました。
営業において、女性ってだけで舐められることが多々あると思うんです。(勿論、そんなことはないって意見もあるのは承知ですがとりあえず私は舐められてました)それにプラスして見た目も幼かったら、舐められるのは必然です。
じゃあ、手っ取り早く顔を大人っぽくするにはどうするのか?
そう、それがメイクだったんです!
だから、メイクを一生懸命しました。それこそ、今までのメイクやる気なしが嘘だったかのように。動画や雑誌を参考にしたり、メイクが上手な人に教わったりもしました。
でね、メイクってやればやるほど上達するんです。メイクをしっかりするようになって男性女性関係なく、「なんか雰囲気変わった?大人っぽくなった?」って言われた時、かなり嬉しかったし、メイクをすることが楽しくなるきっかけにもなりました。
そして、ほんの少しだけど取引先の対応も変わっていったんですよ。前みたいに舐めてかかられることが減っていきました。(仕事に慣れてきたことも理由にあるとは思いますが)そしたら、段々と自分に自信を持てるようになりましたね。たかがメイク、されどメイクですね。
そんなこんなで、今ではメイクをすることが好きです。日常的に気持ちを切り替えるためにメイクをしたりもします。私の中ではメイクをすることがちょっとした武装なのかもしれません。笑
とは言っても、メイクをするのがめんどくさいと思う日も多々ありますけどね。そんな私のメイク事情でした。
皆さんにとってのメイクは何ですか?
メイクすることに意味を持たせるとそれだけでメイクが楽しくなるかもしれませんね。