2023年1月27日に公開された映画『金の国 水の国』
作品の原作は漫画で「このマンガがすごい!」で2017年に1位を獲得。
原作を読んだ人たちからは「この作品を映画化してくれ!」と熱い声援が殺到したそうです。
そして、その声援が実って、ついに映画化!
「これは、観なければならぬ」という使命感の元、映画館へ行ってまいりました!
あらすじ
恋に落ちた。国が動いた。
100年断絶している2つの国。
「金の国」の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと
「水の国」の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ「偽りの夫婦」を演じることに。
「金の国」の深刻な水不足により、サーラの未来を案じたナランバヤルは
戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意する。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の〈やさしい嘘〉は、
国の未来を変えられるのかー。
おとぎ話に連れてかれた気分になるストーリー。
あらすじだけで、作品に対するワクワクが募ります。
感想
主人公同士、相手を思いやる優しさと芯の強さが共通しており、とにかく人柄が良すぎる!
そんな2人だからこそ、関わる人たちをプラスの方向に変えることができるんだなと思いました。
観ていて、私も手を差し伸べたくなるキャラクターでした。
アジアと中東を混ぜたようなテイストで国が描かれており、色彩や街並みがとても美しい。
劇伴のクラシック音楽と歌も、この美しい世界観にマッチしていて、作品をより鮮明にしてくれます。
音楽って、なんでこんなにも作品を鮮やかにするんだろ。
そして、今の私に響いた忘れられないセリフがありました。
「いつでも難しい方の道を選んでください」
このセリフは、別れ際にサーラがナランバヤルに向けて言ったもの。
未来を見据えて、いっときの感情で道を選ばないように… そんな想いが詰まったセリフだと思います。
おもいっきり私の心に刺さったー。
まとめ
退屈しないテンポ感と子供でも充分理解できるストーリー。そして、大人が観てもしっかり楽しめる。
優しさとは何かを体現した世界がこの作品には広がっており、観た後は心がぽかぽかあったかくなります。
1人でもいいですが、ぜひ、友達や家族と一緒に観に行って欲しい映画です。
気になる方は、ぜひ劇場へ足を運んでみてください。